2007年09月

儲ける

先日、事業計画を作成し社員のみんなに説明しました。

3年、5年の事業目標を提示し、具体的な作業、スケジュール、責任者を決め
みんなと情報共有して、一蓮托生で達成するために腹落ちできるよう努力しました。
一回ではまだまだでしょうから、これからことある度に話していくことになると思います。

新規事業は研究開発に6か月としてもそこから営業して、収益につながるまでに2、3年なんてすぐにたっちゃいます。目標達成に向けて日々の活動レベルまでみんなの行動、想いが落ちてくれば必ず達成可能だと思います。

たくさん儲けて、儲けを世の中に還元し、世の成長に少しでも貢献できればと思っています。

さて本題ですが、日本語の儲けるは”信じる”+”者”を増やせば儲かると表現します。
とにかく、一所懸命に信頼を勝ち得る仕事をすれば、おのずと繁栄していくとの意味であると理解できます。

一方、漢字の本家である中国では、どう表現するのか我社の中国人社員に聞いたところ、あまりにもストレートで中国という国を感じずにはいられませんでした。

中国で儲けるとは、”手へん”+”争う”と記述するのだそうです。
自分の手で争い奪うものが儲かる位の意味でしょうか。

私自身、中国の歴史などから学ぶことは非常に多いのですが、儲けるだけは日本の方が正しい表現ではないかと思います。

ちなみに、儲ける過程で忙しくなりすぎると、”心”+”亡くす”ことになり
信じる者はいなくなります。

いかに、忙しくしても心を失わずに儲けられるかは企業にとっても個人としても大きな課題ですね。

自分だけ儲けてもこれまた仕方ないですし、如何にそのお金を使うかもその企業の存在意義を問う課題だと思います。

それにしても漢字って先人の知恵がいっぱい詰まっています。
勉強になります。