やらなくてもいい事。
4月26日の日曜日。知り合いの社長と2人で伊香保温泉1泊の旅にでた。
もちろん、自転車でである。
自宅のある越谷を早朝に出発し、野田から江戸川のサイクリングロードを上り、利根川サイクリングロードに合流し、片道160キロの行程を自転車で伊香保温泉に向かった。
専用のサイクリングロードだけで、渋川まで通じているとは日本の行政もなかなかなものだと
感じられた。専用自転車道は日本には少ないと思いましたが、利根川サイクリングロードは別格でした。
利根川サイクリングロードは田舎に行けばいくほど、整備されていました。
途中の古河あたりから立っているだけで後ろに飛びそうな向かい風に
めげそうになりながら、久しぶり(中学生以来)の長距離
を楽しん(苦しん)で走行しました。
自転車に乗っていると、いつも他愛無い事を考えています。
どちらかというと、潜在意識に近い?ところで仕事の事を考えていたり
「あと何回こいだら、風がやむのか?」「自分に負けるか!」とか「俺は男だ!」とか脈略の無い事が頭を沢山よぎって、ある意味、非常にリラックスしてペダルをこいでいます。
この状態は、精神的に非常にいい感じだと思います。
普段、頭は緊張している事が多く、長距離を走ってハイな状態で初めて感じるリラックス感で
あったりします。
自転車のいいところは束縛されないということ。
コース選びも自由だし、スピードだって自由。
自由を感じたい人にはうってつけである。
今回のツーリングの収穫は、やらなくていい事(強風の向かい風で、長距離を走って更に山も登る)
をやっているときの贅沢感と達成感をすごく感じられた事。
普段は、効率的な時間配分で仕事をこなしていく事を心がけているが、現代において効率的でない人力で
伊香保温泉に向かうという行為が非常に贅沢なことだと思えました。
普段はコンピューターを使って、最適な解を求めるビジネスをしています。
(世の中に最適な解は無いと思いながら......。)
自然の中で、自分の思い通りにはいかない事を改めて体感して、
その中で、如何に切り開いて進んでいくかを肉体で感じられた事は非常に良い経験でした。
自転車を使って非効率な非日常と、思い通りでない自然(世の中)をたまには感じてみると
発見出来ることが沢山あります。
そこに、ビジネスのネタがあったりします。
これからも、やらなくていい事を、どれだけできるか挑戦していきます!
途中、雨上がりの道のぬかるみでハンドルをとられ足がペダルから離れずに左肘から落ち、肘を3針を縫う怪我をおいましたが、とりあえずコンビニで包帯と消毒薬を買って応急処置で伊香保温泉を目指しました。一人だったら怪我と強風の向かい風で帰ってしまったかもと思います。
- 投稿者: 鈴木雅雄
- 日時: 4月30日 04:45 PM
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